2010年04月12日

<井上ひさしさん死去>魂伝えた「遅筆堂」 平和へ行動(毎日新聞)

 作品で社会を風刺するだけでなく、言論の自由や平和を求めて積極的に行動した井上ひさしさんが9日、75歳で亡くなった。博覧強記で、弁舌は鋭く明快。幅広い分野で才能を十二分に発揮した作家だった。

 5歳で父を亡くし、児童養護施設に預けられた時期もあった。天性の素質は、学生時代に雑用係や台本作家として働いていた東京・浅草のストリップ劇場で磨かれた。ショーの前に、渥美清らそうそうたる顔ぶれのコメディアンが演じる喜劇を見て、大きな影響を受けた。奇抜な着想やことば遊びを駆使したおかしみは、その後の作品の特徴の一つとなった。

 滑稽(こっけい)さの中に人間の精神のあり方を示し、価値観を逆転させたり、戦争の悲惨さを浮かび上がらせる。そのように重いテーマを軽妙に語る手際が、井上さんの真骨頂だった。完全主義者で苦吟を重ねるため、原稿執筆に時間がかかり、自ら「遅筆堂」と名乗っていた。

 一方、「九条の会」を結成するなど、さまざまな反戦・平和活動を展開。「井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法」(06年)はベストセラーになった。教科書や食糧についての問題、国鉄民営化などについても発言。自宅のある神奈川県鎌倉市の緑を守るためのナショナルトラスト運動にも取り組んだ。

 言葉に対する関心が深く、「私家版日本語文法」(81年)などの著書もある。読書推進活動に熱心で、蔵書家としても知られた。その膨大な蔵書を故郷の山形県川西町(旧小松町)に寄贈。同町には87年、図書館「遅筆堂文庫」がオープンした。

 「こまつ座」を共に結成した好子さん(現姓は西舘)との離婚やユリさんとの再婚をめぐり、芸能マスコミもにぎわせた。新作の執筆が遅れて舞台の初日が開かないことも、しばしば話題になった。

 ◇出身山形に記帳台

 井上さんは山形県川西町(旧小松町)出身で、劇団「こまつ座」の名は小中学生時代に映画や芝居を見た同町の「小松座」に由来する。99年には町名誉町民にもなった。井上さんが寄贈した蔵書や資料を納める同町の「遅筆堂文庫」と山形市の「シベールアリーナ&遅筆堂文庫山形館」には記帳台が設けられ、訪れた人たちが井上さんの死を悼んだ。

 旧小松町で小学校から中学校の途中までの7年間を井上さんと過ごし、小松座でともに映画を見たことがある同級生の後藤正さん(75)は「さみしくて力が抜けた。抗がん治療から退院したと聞き、会えるのを楽しみにしていたのに」と目を潤ませて記帳をした。

 また、井上さんは20年間にわたって千葉県市川市で暮らし、同市文化振興財団の理事長も務めた。副理事長で俳人の能村(のむら)研三さん(60)は「かつて文章講座で市民約40人を教え、『母』というテーマで書かせた作文を3日間、ほとんど寝ずに赤ペンで熱心に添削していた。講座の収益はすべて財団に寄付した」と清廉な人柄をしのんだ。【近藤隆志、斎藤有香】

【関連ニュース】
井上ひさしさん死去:父の芝居、継続して上演…三女が会見
井上ひさしさん:9日に死去、75歳…小説家・劇作家
サンデーらいぶらりぃ:水口 義朗・評『ふふふふ』井上ひさし・著
追悼 井上ひさしさん
楽屋ばなし:永井愛 「かたりの椅子」を作・演出

【視点】日本の宇宙開発 有人計画、戦略練る転機(産経新聞)
衆院議員擁立「大いに疑問」=参院京都の候補者選定で−前原国交相(時事通信)
常務就任翌年から随意契約=14年、他社から見積もり取らず−家具厚生年金基金汚職(時事通信)
山崎さん、補給コンテナ設置へ(産経新聞)
「仕分け人」に働き掛けないで=行政刷新相(時事通信)
posted by オダギリ ヒデオ at 13:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

クラゲ展示 ノーベル賞の下村さん、山形県の水族館訪れる(毎日新聞)

 オワンクラゲから発見した「緑色蛍光たんぱく質」(GFP)で08年にノーベル賞を受賞した米ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員の下村脩さん(81)=米国在住=が2日、クラゲ展示で知られる山形県の鶴岡市立加茂水族館を訪れ、一日館長を務めた。

 村上龍男館長から贈られたベニクラゲ模様のネクタイを締めた下村さんは、妻明美さん(74)と30種のクラゲを見学。緑色に輝くオワンクラゲに「光り方は弱いが、グリーンがはっきりわかる」と目を細め、「展示内容は想像以上。非常に難しい繁殖がうまくいっている」と絶賛した。

 クラゲ展示のヒットで、倒産の危機を乗り越えた加茂水族館。労をねぎらわれた村上館長は「ノーベル賞効果で増えた入場者数を計算したら5万4000人だった。直接お礼が言えるなんて、夢の中でも見られない夢」と感無量の様子だった。【長南里香】

【関連ニュース】
脂肪燃焼ホルモン:運動と同様の効果 東大チームが検証
雑記帳:クラゲの水族館、来館者数がV字回復 山形・鶴岡
サリドマイド:奇形引き起こす仕組み解明 東工大と東北大
かながわ遊ナビ:ランドマークタワー空中庭園 カラフルな光と海の生物展示 /神奈川
脂肪燃焼ホルモン:運動同様の効果 東大チームが実証

食の安全で閣僚級定期協議、日中が覚書締結へ(読売新聞)
両陛下、静岡の田園地帯を散策(時事通信)
<枝野担当相>大型連休中の閣僚海外出張「必要最小限で」(毎日新聞)
看護管理学会が都内で緊急フォーラム(下)(医療介護CBニュース)
<富良野塾>26年の歴史に幕 多くの俳優、脚本家を育成(毎日新聞)
posted by オダギリ ヒデオ at 19:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

<食中毒>処分中にまたも食中毒起こす−−大阪・寝屋川(毎日新聞)

 食中毒で営業停止処分の期間中に客に料理を提供し、食中毒を発生させたとして、大阪府寝屋川保健所は5日、料理店「香里亭」(寝屋川市香里本通町6の20)を無期限の営業禁止処分にした。

 府によると、3月29日夜、同店を利用した客6人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、府は4月2日、同店の食事が原因の食中毒と断定、同日1日間の営業停止を命じた。ところが翌3日、「2日昼に親族4人が同店で食事をし、嘔吐や下痢を発症した」と通報があり、処分中の2日に店を営業していたことが判明。63〜74歳の男女4人に提供した刺し身などが原因と分かった。

 同店は「予約が入っていて、断りきれなかった」と話しているという。

<ハイチ大地震>また笑顔で筆を 愛知・岡崎で絵画展開催へ(毎日新聞)
<犬山祭>満開の桜の下で開幕 客を魅了、車山13両 愛知(毎日新聞)
<民主党>参院選 河上衆院議員がくら替え出馬 議席減へ(毎日新聞)
老人ホームの軽自動車衝突、93歳と81歳死亡(読売新聞)
「弁護士バー」、12日にオープン=東京・渋谷に「身近な存在」(時事通信)
posted by オダギリ ヒデオ at 03:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。